「スタッフの成長が、私の喜び」──アスワンで実践する、心が通うマネジメント
written by ダシマス編集部
栃木県を中心に、快適な環境づくりをサポートするアスワン。マット・モップのレンタルからミネラルウォーターの製造・宅配、ビル管理まで、多岐にわたるサービスを展開する同社で、ホテル管理部門のマネジメントを担う廣瀬有紀(ひろせ ゆき)さんは、「みんなのお陰で私の仕事ができる」という感謝の気持ちを大切に日々の業務に向き合っています。
ファッション業界からホテル支配人を経て、現在のポジションへ。多彩なキャリアを経た廣瀬さんが見いだした、人と向き合う仕事の魅力に迫ります。
環境メンテナンス事業部 廣瀬 有紀(ひろせ ゆき)さん
ファッション業界での店頭販売からキャリアをスタートし、出産後は工場事務や役員秘書など多様な職務を経験。「人の役に立つ仕事がしたい」という想いからホテル支配人として裏方業務を経験した後、その経験を活かしてアスワンのホテル管理部門へ転身。現在は、ホテルスタッフの管理やリーダー育成、店舗立ち上げなど幅広い業務を担当。「みんなのお陰で私の仕事ができる」という感謝の気持ちを大切に、日々スタッフとともに成長を続けている。
ホテル現場の“当たり前”を支える存在
──まずはアスワンという会社について教えてください。
マットやモップ、ウォーターサーバーレンタル、清掃事業など幅広い分野を取り扱う会社です。挨拶をするなど基本的なことではありますが、それが徹底されている会社だと思います。
自ら動き、報連相をしっかり行う。当たり前のことかもしれませんが、実行するのは実は難しく感じるかもしれません。しかし、実践しないと自分の業務が大変になる。私自身、改めてそれを教えてもらいました。
──廣瀬さんが現在担当されている業務について教えていただけますか。
主にホテルスタッフの管理を担当しています。具体的には、シフトや勤怠管理、人員ヘルプの調整などです。基本のシフトは私が作成し、各店舗のリーダーから毎日稼働予想の報告を受けて翌日の人員を確認。1週間ごとに人員と状況の把握を行い、必要に応じてヘルプ人員を要請する形で進めています。
ただ、日々の調整は店舗リーダーにお願いしていて、私は全体を見る立場として関わっています。シフトについては、無理なく、強制はしないように心がけています。休みはしっかりと取れるようにし、交換対応などはお願いベースで調整するようにしています。
──マネジメントを中心にされているとのことですが、これまで具体的にどのようなことをされてきたのか教えてください。
店舗の立ち上げに携わった際、最も重視したのが手順の統一と整理整頓の徹底です。どこに何があるかを明確にすることで作業効率アップにつながります。日々の作業で物が増えたり乱雑になったりすることもありますが、必要・不要を見分けていく。基本をしっかりと守り行動してもらうために最も重視している点です。
また、電話連絡での手止めや言い間違いによるホテル様へのご迷惑を解消するため、上司の提案でDAYナビ(客室清掃の効率化に特化したアプリケーション)というシステムを導入しました。作業の見える化を図ることで、業務の効率化を実現できています。
失敗は大歓迎。人が育つ職場のつくり方
──そんなアスワンで働くなか、廣瀬さんが最もやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか。
リーダーが育ち、店舗から離れることができた時ですね。任せられるスタッフが増え、会社としてサービス品質も向上したと感じることはもちろん、問題が起こった時にも隠さず改善しようとしているリーダーの姿勢を見ると、うれしく思います。
こうした成長に失敗はつきもの。だから、一生懸命頑張っているスタッフ達が失敗することは、私としてはむしろ大歓迎なくらいです(笑)。
スタッフが周りへの気遣いができるようになったり、先回りして行動したり、次に言われるだろう言葉を予想して報告をしてきたりする姿を見るのも喜びです。小さなことでも、前回会った時とは違う行動が見えた時、今の役割にやりがいを感じます。
──リーダー育成において特に重視されていることはありますか。
まず大切にしているのは、自分自身が率先して行動することです。実際に店舗業務を実践し、その経験をもとに引き継ぎや育成を行うようにしています。自分で経験することで、どこでつまずきやすいのか、問題点が見えてきます。
人に接する仕事なので常に課題もあり、時に感情に流されることもあります。そんな時に私が軸にしているのが「お客様優先である」という考え方です。スタッフの意見にも真摯に耳を傾けますが、迷いが生じた際に伝えたいことがぶれてはいけません。そのため、時にはブラッシュアップしながらも、基本となる「自分の芯」は守るように心がけています。
スタッフと信頼関係を築いていくのはとても大事で、だからこそ簡単ではありません。時には細かい指導は理解されにくいこともありますが、私自身の経験をもとに一緒に考え、アドバイスしながら地道な努力で少しずつ信頼関係を築いていければと考えています。
人を喜ばせることが、私の原点
──廣瀬さんがアスワンに入社しようと思った理由や背景を教えてください。
小さな頃から、人を喜ばせることが好きでした。両親や祖母へサプライズや手紙を書いたり。そんな経験から、相手に喜んでもらえることが自分にとっての喜びになっていったんです。就職活動の時も、直接お客様に喜んでもらえる仕事がしたいと考えていました。
その後の仕事を通じて、いつしか「どのように自分が動くと周りが仕事をしやすいか」「どう引き継げばスムーズに動けるか」を考えて業務に取り組むようになっていきました。そう心がけて動くことで、自分自身の作業効率にもつながり、問題解決もできることがわかったんです。
──ファッション業界での販売職やホテルの支配人など、さまざまな仕事を経験されてきたそうですが、それらの経験は今の仕事にどう活かされていますか。
様々な職場での経験から得た基本的なビジネススキルは、現在も大きく活きています。例えば、データ保存時に次の閲覧者のことを考えて左上にカーソルを置くといった細やかな心遣いや、口角を上げて明るい声で電話応対をするといった基本は、業界を問わず重要だと感じています。
特に「お客様目線」という点では、ホテル業界での経験が活かされていますが、アスワンでは宿泊客とご依頼主の両方の立場に立って考える必要があります。時には現場スタッフの立場で判断をして配慮が不足することもありましたが、そうした経験を通じて、様々な角度から物事を考え、行動できるようになったと実感しています。
基本を守り、成長を続けるアスワンの文化
──アスワンの社風について、廣瀬さんが特に印象的だと感じることを教えてください。
基本を大切にする文化です。例えば朝礼では、大きな声ではっきりと「おはようございます」と挨拶することを徹底しています。気持ちの良い挨拶は社会人の基本となる、と私も信じていますし、そういった考えが会社全体に根付いていると感じます。
また、報連相の文化も特徴的です。現場で起こったことを情報共有することで、特にクレームについては改善対応ができ、同じミスを繰り返さない体制が作れています。リーダーやスタッフの意見も聞きますし、私の考えや会社の要望も伝えます。言葉で話すことで伝わることも増えると思っているんです。アナログ人間なので(笑)。
──そんなアスワンで、廣瀬さんご自身が大切にされていることはありますか。
常に改善・改革を意識することですね。会社全体が「要望をどうすればできるか」を考えてくれる風土なので、私自身もそれを大切にしています。もちろん、全ての要望が通るわけではありませんが、まずは「聞いてもらえる」という環境があることは本当にありがたいと感じています。
──最後に、入社を考えている方へメッセージをお願いします。
自ら考え行動することが好きな方、現状に満足せず「こうなったらもっと良くなるのに」と考えられる方は、きっと楽しく働ける会社だと思います。
基本を大切にしながらも、常に前を向いて改善していく。そんな企業文化の中で、皆さんと一緒に成長していけたらうれしいですね。
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